第6回 ヒロマミの知っ・得・美コーナー

日焼けが気になる季節、紫外線対策は大事ですよね!

この紫外線ですが、波長の長いものからA波、B波、C波となり、その中で地上に届き人体に影響を及ぼすものは、A波とB波です。

地表に届くおよそ9割はA波で、雲やガラス等を透過します。そして、肌の奥(真皮)まで到達し、時間を掛け肌にダメージを蓄積し、弾力やハリを失い、光老化を招きます。B波は残り1割しかありませんが、短時間で肌表面に赤みや炎症をおこし、黒化につながり、シミやソバカスの原因になります。どちらも、出来れば避けたいですよね!

 

日焼け対策というと、日焼け止めですが、そこにはSPFやPAという表示があります。SPFは、B波を防ぐ効果指数のことで1〜50+までありますが、20以上で防御効果に差は少ないようです。

PAはA波を防ぐ効果を表す目安で、4段階の「+」マークで表示され、「+」の数が増えるにつれ、A波に対する防御効果が高くなります。

日焼け止めの選び方には注意が必要です。付け心地や単にSPF・PAの高いものを選びがちですが、成分によっては肌に良くないものもあります。

 

日焼け止めには、大きく分けて、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。

紫外線吸収剤は、肌の上で化学変化を起こし、アレルギーになりやすく、人体内への蓄積や海洋生物自体への影響も懸念されています。2021年1月から、ハワイでは、紫外線吸収剤の特定成分(オキシベンゾン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)が入った日焼け止めを海洋環境保護から販売禁止にしています。

日本で普通に売られている日焼け止めには海外で禁止されている紫外線吸収剤が含まれているものが多くみられます。サンゴに悪影響を与えるということはもちろん、人への健康に害を及ぼす可能性があるので避けるべきでしょう。

 

紫外線散乱剤は、物理的な仕組みで肌を均一に覆って紫外線を肌表面で反射、散乱させて紫外線の影響を防ぎます。酸化亜鉛や酸化チタンの入った紫外線散乱剤の日焼け止めを選ぶと良いですね。そして、日傘や帽子など物理的に、肌を守る事を忘れずに、夏を楽しんでください!